2026 新春号 Vol.134
営農豆知識
ヒヨドリによる野菜の被害と対策
ヒヨドリの特徴
ヒヨドリは体長25~28㎝程度、体色は濃い灰色で頭の毛がボサボサしているのが特徴です。「ピーヨピーヨ」「ヒーヨヒーヨ」と甲高い声でけたたましく鳴きます。ムクドリと似ていますが、ムクドリはくちばしと足がオレンジ色で、「ギャーギャー」と鳴きます。
行動と食べ物
春から夏は、林や公園の樹上で巣づくり、産卵、子育てをします。エサは山野に自生する植物のタネや果実、昆虫類などです。秋冬になり山のエサが少なくなると、平地に降りてきて、畑の野菜などに被害がでるようになります。また、国内の北部から集団で南下してくるグループもあるようです。
農作物の被害
エサの少なくなる1~3月の冬期に、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ハクサイ、ホウレンソウ、ミカンなどに大きな被害がでます。
キャベツでは、初めに外葉がスジだけ残してギザギザに食べられ、その後に結球部がえぐられたようにつつかれます。被害の程度は、エサとなる山の木の実のでき具合で、年により多かったり、少なかったりするようです。
対策
現在のところ、作物を防鳥網で覆うのが最も確実です。防鳥テープ、かかし、テグス、音声による追い払い機器などの方法がありますが、一時的な効果と言われています。
また、生ゴミや廃棄した野菜、果実のクズはヒヨドリのエサになるので、放置しないようにしましょう。
タマネギのこれからの管理
秋に植付けしたタマネギは6月の収穫まで、まだ半年近くあります。これからの管理方法をいくつかご紹介します。
- 肥 料
- 1月上旬に、1㎡当たり50g程度の化成8号をマルチの上からパラパラと施用します。2回目は2月中旬に同量を施します。
- 防 寒
- 寒さを受けやすい畑は、寒さ除けに寒冷紗などでトンネル被覆すると効果的です。被覆期間は、おおむね12月下旬から3月中旬です。
- マルチ
- 軽い土の畑では、冬場の乾燥や強風でマルチがはがれやすいので、すそはしっかり埋めましょう。
- 病害虫
- 3月以降、気温が上がってきて雨が多いと、べと病や黒斑病などが発生しやすくなります。早めの防除を心がけてください。
- 葉タマネギ
- 3~4月に球がふくらみかけて葉が軟らかいときに、葉タマネギとして出荷する場合は、登録農薬がタマネギとは異なりますので、ご注意ください。
*防除薬剤については、防除指針等でご確認ください。