2025 秋号 Vol.133
営農豆知識
畑の土が硬くなっていませんか ~硬くなった土の改良方法~
1.土の硬さを調べる
野菜の生育がいまいちよくない、病害虫が発生している、ダイコンがいびつになる、などの相談で畑をみると、下層の土がかなり硬く、生育不良の原因のひとつと考えられるケースが増えています。畑の土に直径1cmくらいの細めの支柱などをさして硬さを調べてみましょう。力を入れずに、すっと入る深さが20cm、さらに少し力を入れて60cmまで入れば良好です。足で踏み固めたり、トラクターや管理機での耕耘作業を繰り返すことで、どうしても20㎝くらいの深さに硬い層ができやすくなります。
2.土が硬いと根が張れず生育不良に
土が硬くなると、根の張りや水はけ、通気性などが悪くなり、風で倒れやすくなったり、高温、乾燥、湿害など気象の変化を受けやすく、病害虫の発生も多くなります。ダイコンやニンジンでは、根が変形し、品質低下となります(写真1)。
3.各土層の説明
4.改良対策
支柱などをさしてみて、15~20cmくらいしか入らない場合は、深く耕がやして軟らかくする必要があります。家庭菜園などの小面積の場合は、スコップで30~40cmの深さまで掘り起こします。上下の土を入れ替え、この時に堆肥を混ぜます。人力で可能です。面積の広い畑の深耕には、専用の機械が必要となります。
5.深耕機の種類と特徴
6.注意する点
①下層に石や岩盤がある場合は、深耕はできません。
②天地返しをすると、下層の不良土が上層にでてくるので、堆肥や石灰、リン酸などの施用が必要になります。この場合は、土壌検査を行うことをお勧めします。
③トラクターの走行回数など畑の状態によりますが、3年に1回程度は深耕を行いましょう。