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2025 新春号 Vol.130

営農豆知識

春植えジャガイモの栽培について

ジャガイモは、3月下旬~4月上旬に植付けて、6月中旬~7月上旬の収穫が一般的ですが、マルチやトンネルを使用すれば、多少早めの収穫が可能です。

1.植付けと収穫の時期

2.マルチ栽培

  1. (1)植付け
    •  穴あき透明マルチ(9230)を張り、40g前後に切断した種イモを6~7㎝の深さに、切り口を下にして植える。植付け時期は、2月下旬~3月上旬。
  2. (2)管理
    •  芽数が多い場合は、芽が10cm程度に伸びたころに芽かきをする。少ない場合は放任とする。種イモの植付けが浅いとイモが緑化しやすくなるので、早めに株元に土をかけるとよい。
  3. (3)収穫
    •  5月中下旬から収穫可能となる。

3.トンネル栽培

マルチに加え、パオパオなどのべた掛けやトンネル被覆を併用すれば、さらに早掘りできます。栽培方法はマルチ栽培と同様です。栽培事例は次のとおりです。参考にしてください。

図1 3月1日に9230マルチに種イモ(キタアカリ)を植付け。
図2 パオパオ90をべた掛けし、さらにトンネル被覆(穴あきのユーラックカンキ4号)。芽が出揃ったらパオパオは外す。
図3 4月10日にはトンネル内いっぱいに茎葉が伸びてきた。
図4 この時点でトンネルを外す。
図5 5月10日に試し掘り。芽かきはしていないのでやや小粒だがまずまずの収穫。