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2025 新春号 Vol.130

営農レポート

農業実践力養成セミナーについて

~多様化する担い手の確保・育成する連続講座を実施~

東京都はこれまで各種のセミナーや講習を開催しており、代表的なものに「フレッシュ&Uターン農業後継者セミナー」「農業技術研修(農林総合研究センター実施)」があります。これら2つの研修を修了した農業者の皆様は、各市で営農なさっていて地域の中核的生産者となられています。
新たに「農業実践力養成セミナー」(以下、農業セミナー)は、2023年から都内各普及センターで開催がスタートしました。北多摩農業改良普及センターは2024年8月にJA東京みどりとともに、JA管内で農業セミナーを開始しました。近年、多様化する都内農業の担い手を確保・育成するため、実践的な農作業生産技術や出荷販売などに関する手法、事例を学び習得して、地域の農業生産、農地の維持を担う一員となられるように受講していただきます。年間に10回程度の農作業実技講座を実施します。実習は地域の指導農業士の方々に講師となっていただき、時期に応じた野菜栽培の管理作業を学びます。そのほかに、普及センターとJA職員による講義や農産物品評会の研修会なども実施しています。
今期は15名(男性5名、女性10名)の方々が受講生として学んでいます。12月までに2つの農園で4回の実習を開催しましたので紹介させていただきます。

A農園の実習

コカブ等の播種、エシャレットの定植作業、育苗の説明を受けて実習作業をしました。

B農園の実習

ホウレンソウの播種、ショウガの掘り取り・出荷調整、ニンジンの間引き、農業機械操作等の説明を受けて実習作業をしました。

おわりに

受講生の皆様は、講師の指導農業士と知り合う機会ができたこと、圃場で実技説明を聞き、実習指導を受けることができるなどいろいろ学べて大変役立つと感想を話されています。
農業セミナーに関する問合せは、JA東京みどり本店または北多摩農業普及センターへご連絡ください。