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2024 夏号 Vol.128

営農レポート

東京都エコ農産物 認証制度

東京都は、環境保全型農業を推進するため、①土づくりの技術、②化学合成農薬と③化学肥料の使用を削減させる3つの技術を導入し、①はたい肥等有機質資材の施肥など、②と③は都の使用基準から一定以上削減して栽培した農産物を「東京都エコ農産物」(以下、「エコ農産物」という。)として認証しています。また、②と③の削減割合により、25%以上、50%以上、不使用の3区分を設けています。

JA東京みどり管内の認証者推移

JA東京みどり管内(5市)は、平成26年に22名が認証を受けました。その後、更新や新規の申請や認証期間終了により、令和6年1月現在は、47名の方々が認証者です。

認証品目の拡大

従来の72品目に加え、令和5年度には、農業者から要望が多かったビーツや、エダマメ抑制栽培、ケール、イチゴの養液栽培を追加しています。
これからも生産者の要望を取り入れながら、制度の充実と認証対象農産物の拡充を進めています。

エコ農産物のPRイベント販売について

エコ農産物を、消費者(都民)へ周知するため、令和4年度からPRイベントと販売を実施しています。また、今年度は東京味わいフェスタ、食育フェアなどのイベントや、アグリパークなどの会場で認証農産物の販売とPR活動を行います。今後も持続可能な農業を実現するため、多くの生産者に環境保全型農業を進めていただきたいと考えております。本制度を、生産者や都民にとってより身近で役立つものにするため、今後もPR等を継続して行ってまいります。

認証にあたって

毎年9月に認証申請を受け付けています。申請書類を提出後、ほ場調査を行い、認証委員会で検討した後、翌年1月から5年間認証を受けることができます。認証制度や申請書類作成等、何かご不明な点等ありましたら、以下の連絡先へ、お気軽に問い合わせください。

画像1 味わいフェスタ会場の販売
(豊洲 海側特設会場)
画像2 アグリパークの販売コーナー
(南新宿ビル・新宿区)

認証期間中に生産者が遂行すること

申請内容に合致した農産物の生産・出荷を行います。生産履歴を記帳して、消費者等からの要請があった場合、安全性などに関する栽培履歴情報の提供を行っていただくこともあります。毎年、実績報告書を作成・提出して、一年間の栽培状況を農業振興事務所へ報告していただきます。もしも申請内容(計画)どおりに栽培が出来なくても、それをもってすぐに認証取り消しになることはありません。農薬の使用回数など基準を超過した場合は、慣行栽培として出荷・販売することができます。そのほか残留農薬調査を無料で(年1回まで)実施して、生産物の安全性を確認しています。

生産履歴記帳について

生産履歴記帳アプリ(Agrihub)で、エコ農産物の生産履歴をチェックする機能が連携して使えるようになりました。アプリを利用することで農薬・肥料履歴管理を効率化できます。
ご不明な点がございましたら、以下の連絡先までご連絡ください。