2023 夏号 Vol.124
営農豆知識
庭先イチゴの育て方
庭先や畑のすみに自家用のイチゴが植えてあるのを見かけますが、植えたまま毎年収穫を繰り返している場合が多いようです。多少手間はかかりますが、子苗をとって育てれば、来春にはよりおいしい実が収穫できます。時期別の作業手順を紹介しますので参考にしてください。
場所 | 時期 | 作業内容 |
親株床 | 5月下旬~ 6月上旬 |
親株床を用意する。1平方メートルあたり堆肥2kg、苦土石灰100g、化成8号100gを施用して、土とよく混ぜておく。収穫の終わった株を親株として、1.5m×1mほどの間隔に移植する。 |
6~8月 |
6~7月になると、株元からつる状のランナーを四方八方に出し、その先に3~4株の子苗をつける。ランナーは両側にのばし、重ならないように広げ、子苗の根は土に埋めて発根を促す。うどんこ病や雑草が発生したら早めに防除する。 発生が悪い場合は、かん水や液肥を施用する。混み過ぎる場合は、親株を取り除く。1本の親株から30~50株程度の子苗がとれる。 |
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仮植床 | 8月下旬~ 9月上旬 |
幅1mくらいの仮植え床を作り、親株床と同量の肥料を施用する。 本葉3枚前後で根張りのよい子苗を選んで、20cm×20cm間隔に植え替える。 子苗の取り方は図1のように、親株から出た最初の苗は捨てて、2~3番目を取る。 子苗の根は乾かさないようにして、図2のように、茎の部分が半分埋まる程度に浅く植え、芽は埋めないようにする。 暑い時期なので、根が活着するまでは、しおれないように毎日かん水するとともに、寒冷紗等をトンネルがけし日よけをするとよい。 |
9~10月 | 発生してくるランナーや古い下葉は早めにつみとり、苗を充実させる。 アブラムシが発生しやすいので注意する。 |
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定植畑 | 10月中旬~ 下旬 |
植付け2週間ほど前に、1平方メートルあたり堆肥2kg、苦土石灰100gを施用し、1週間前に化成8号100gを施用して、土とよく混ぜておく。 本葉5~6枚のがっちりした苗を、うね幅70cmに株間30cmで2条植えする。深植えはしない。 長めに残したランナーの反対側に実がつくので、実がつく方を通路側にして植えるとよい。 |
11~3月 |
追肥:11月中~下旬と3月中~下旬に、1平方メートル当り化成8号を50g施用する。 マルチ張り:3月になったらていねいに枯葉をとり、3月中~下旬に穴なし黒マルチを張り、手でマルチに穴を開けて株を出す。 |
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5月中旬~ 6月上旬 |
4~5月に茎葉が伸びて花が咲き、開花後30~40日で収穫できる。赤く熟したものをハサミで朝どりする。鳥の被害に注意する。 |
場所 |
親株床 |
時期・作業内容 |
5月下旬~6月上旬 |
親株床を用意する。1平方メートルあたり堆肥2kg、苦土石灰100g、化成8号100gを施用して、土とよく混ぜておく。収穫の終わった株を親株として、1.5m×1mほどの間隔に移植する。 |
時期・作業内容 |
6~8月 |
6~7月になると、株元からつる状のランナーを四方八方に出し、その先に3~4株の子苗をつける。ランナーは両側にのばし、重ならないように広げ、子苗の根は土に埋めて発根を促す。うどんこ病や雑草が発生したら早めに防除する。 発生が悪い場合は、かん水や液肥を施用する。混み過ぎる場合は、親株を取り除く。1本の親株から30~50株程度の子苗がとれる。 |
場所 |
仮植床 |
時期・作業内容 |
8月下旬~9月上旬 |
幅1mくらいの仮植え床を作り、親株床と同量の肥料を施用する。 本葉3枚前後で根張りのよい子苗を選んで、20cm×20cm間隔に植え替える。 子苗の取り方は図1のように、親株から出た最初の苗は捨てて、2~3番目を取る。 子苗の根は乾かさないようにして、図2のように、茎の部分が半分埋まる程度に浅く植え、芽は埋めないようにする。 暑い時期なので、根が活着するまでは、しおれないように毎日かん水するとともに、寒冷紗等をトンネルがけし日よけをするとよい。 |
時期・作業内容 |
9~10月 |
発生してくるランナーや古い下葉は早めにつみとり、苗を充実させる。 アブラムシが発生しやすいので注意する。 |
場所 |
定植畑 |
時期・作業内容 |
10月中旬~下旬 |
植付け2週間ほど前に、1平方メートルあたり堆肥2kg、苦土石灰100gを施用し、1週間前に化成8号100gを施用して、土とよく混ぜておく。 本葉5~6枚のがっちりした苗を、うね幅70cmに株間30cmで2条植えする。深植えはしない。 長めに残したランナーの反対側に実がつくので、実がつく方を通路側にして植えるとよい。 |
時期・作業内容 |
11~3月 |
追肥:11月中~下旬と3月中~下旬に、1平方メートル当り化成8号を50g施用する。 マルチ張り:3月になったらていねいに枯葉をとり、3月中~下旬に穴なし黒マルチを張り、手でマルチに穴を開けて株を出す。 |
時期・作業内容 |
5月中旬~6月上旬 |
4~5月に茎葉が伸びて花が咲き、開花後30~40日で収穫できる。赤く熟したものをハサミで朝どりする。鳥の被害に注意する。 |