2022 春号 Vol.119
部会活動紹介
昭島地区果実生産部会
「昭島地区果実生産部会」は昭島市で果実を栽培している生産者で構成され、現在、9人が所属しています。昭島市のブランド梨「多摩川梨」をはじめ、柿、ブルーベリーなど多品目の果実を栽培しています。毎年、多くの果実が「みどりっ子昭島店」に出荷され、消費者から人気を集めています。
プロフィール
祖父の代から約60 年間、梨を中心に果実を栽培しています。現在、栽培している梨は「幸水」「新高」「あきづき」の他に、新たな品種、「なつしずく」「あけみず」などの栽培も始めました。今後は柑橘類の栽培にも挑戦していく予定です。梨や柑橘類が「みどりっ子昭島店」に出荷されることを楽しみにしていてください。
管内では珍しい青パパイヤをはじめプラム、プルーンなど多くの果実を栽培しています。また約20年前から独学で養蜂を始め自家製のハチミツの他、ジャムなどの製造・販売にも力を注いでいます。栽培した果実や加工品は「みどりっ子昭島店」や「ファーマーズセンターみのーれ立川」で販売していますので見かけた際は、是非手に取ってみてください。
出前授業の実施
地域で営まれている農業に関心を持ってもらうため、地元の小中学生を対象に出前授業を行っています。農家が年間通してどのような作業を行っているのか、品質の高い果実を栽培するための工夫などについて説明をしています。また、昭島市のブランド梨「多摩川梨」を味わってもらうよう学校給食に梨を提供し、学校給食センターと共に「梨ゼリー」を考案しました。「梨ゼリー」は児童・生徒から大人気のメニューとなっています。
(※一部の写真はコロナ禍以前のものを使用しています。)
講習会の実施
部会員の栽培技術の向上を目的として、中央農業改良普及センターの職員と共に圃場を巡回し、梨の選定講習会や肥料講習会を実施しています。部員同士が果実を栽培する過程で工夫している点や、病害に関する情報を交換することで高品質な果実の栽培に努めています。