JA東京みどり 金融機関コード:5072

HOME > 広報誌 みどり > 2019 夏号 Vol.108

2019 夏号 Vol.108

営農豆知識

夏の炎天下での農作業は、十分な熱中症対策を

7月、8月の炎天下での農作業は、下記の点に気をつけ、熱中症を予防しましょう。
高齢の方や体調不良の時は特に注意が必要です。

  1. 日中の気温の高い時間帯を外して作業を行いましょう。
  2. こまめに休憩をとり(30分間隔程度)、のどが渇いていなくても毎回コップ1~2杯の水分を補給しましょう。休憩時は作業服を脱いで体温を下げましょう。
  3. 帽子をかぶり汗を発散しやすい服装をしてください。保冷剤を仕込めるベストやファン付きの作業服の利用も検討しましょう。
  4. 作業場所には日よけを設けるなどして、できるだけ日陰で作業してください。
  5. 作業は2人以上で行いましょう。止むを得ない場合は、携帯電話を必ず身につけておいてください。

台風の進路と風向き

昨年の台風24号(9月30~10月1日)では、管内でもパイプハウスや露地野菜などに大きな被害がでました。時期的には少し早いですが、台風の進路と風向きについて説明します。

上陸は9~10月に多い

台風は、通常、日本のはるか南のカロリン諸島あたりの海上で発生します。6~8月くらいは西か北西に向かうことが多く、本州への影響は少ないですが、9~10月は、日本に上陸することが多くなります(図1)。

台風は大きな空気のうずまき

台風の風は中心に向かって左回りで吹き込んでいます(図2)。そのため、通過する位置や方向によって、風向きが変わってきます。
台風が、ある地点の西側を南から北へ通過すると、風向きは、「北東→東→南」となります。東側を通過すると、「北→西→南西」になります。
昨年の台風24号では、西から北方向に通過したため、風向きは「南東→南→南西」と変化し、主に南方向からの風によるハウスの被害が多かったようです。ただし、まわりに建物などがあると、風向きが変わる場合があります。また、進路が急に変化する場合もありますので、常に最新の台風情報を利用してください。