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2016 春号 Vol.95

税務・法律・人事・労務管理相談

年金相談してみませんか?

1.老後における年金の重要性

老後の生活資金として貯金を取り崩しながら生活する方もいますが、多くの人は公的年金を生活資金としています。にもかかわらず、自分自身の年金について関心の薄い方もおります。
年金は老後の生活設計のためにはなくてはならないものですから、早めに老後の準備をすることが必要です。
また、年金は長い加入期間の積み重ねを基礎に受給内容が決定されますので、将来の年金受給がどのようになるのかを事前に知っておくことは極めて重要です。

2.当JAでの年金相談の種類

一般的に年金相談は、本人が年金事務所に行けばできますが、現状では順番待ちの時間がかかることや年金事務所まで行く手間を考えるとある程度の負担があります。しかし、当JAでの年金相談は手軽です。
当JAでの年金相談の方法としては、大きく2つの方法があります。いずれも無料です。
1つ目は、各支店での年金相談会に足を運び、対面で相談する方法です。相談日は1年分が決まっています。
もう1つは、支店窓口等で年金加入記録等の調査を書面で依頼する方法です。こちらはいつでも可能です。

3.年金相談して分かる主な事柄

  1. 本人のものかもしれない記録が出てくることがあります。
  2. 受給見込額はねんきん定期便でもわかりますが、この金額は本人の加入記録に基づいた金額です。
    しかし実際の年金受給額を計算する場合には、家族構成や加入状況等の情報に左右されます。
    年金相談することでより実態に近い受給額が計算できます。
  3. ご夫婦で配偶者の一方が亡くなった時には遺族年金が支給されることがあります。
    このような場合、金額的にはどの位になるのかが計算できます。
  4. 在職中の場合には年金は給料との調整があります。この調整がどのようになるのかがわかります。
  5. 年金請求する場合、請求書の記入方法の相談もできます。また、請求には家族構成や加入状況等により戸籍・住民票等の添付書類が必要となりますが、これらの内容もわかります。
  6. 今後の有利な加入方法等があれば、アドバイスが期待できます。

4.年金相談の進め方

  1. 年金相談会場で対面で相談する場合
    • 支店ごとに相談日が決まっていますので、それに併せて相談の申込をする。
    • 相談会には、年金の加入状況等がわかる資料があれば、それを持参する。
    • 相談会で回答しきれないことは、年金調査し、後日回答となります。
  2. 加入記録等の調査を書面で依頼する場合
    • 支店窓口等で、年金について調べたい内容や知りたい事柄を伝える。いつでも受け付けています。
    • 年金番号の分かるものと本人自署・押印のある委任状が必要です。(遺族年金の場合は夫婦共必要)
      (委任状の用紙は日本年金機構のホームページやJAにもあります)
    • 後日調査結果を書面でお渡し致します。

以上のように年金相談は簡単にできますし、”私の年金どうなっているの”のように漠然としたことでも年金相談することで、新しい発見を得ることもありますので、利用されてはいかがですか?